着衣着火に注意!
まさか自分の着ている服に火がつくとは・・・・着衣着火で毎年、100名以上の方が亡くなっています。
着衣着火とは、皆さんが今着ている衣服に火がつくことを言います。
ストーブの清掃中や,ガスコンロを使用中、仏壇のろうそくを灯した状態で周囲の物を取ろうとしたときなどに、着衣に火がつくといった事例が発生しています。袖から着火する場合が多いのですが、見えない部分から燃え出すと発見が遅れ、生命が危険にさらされます。
衣服によっては表面フラッシュ現象が起こることがあります。
表面フラッシュ現象とは、わずかな炎の着火で短時間に衣類の表面を火が走る現象です。炎は透明に近いので明るいところでは、ほとんど目立たず、気付くのが遅れると重度の火傷になることもあります。
表面フラッシュ現象が起こりやすい素材は、綿、レーヨンなどで生地の表面が起毛されている毛羽立ちの多い衣服です。
〇着衣着火をおこなさいために!
①大きな鍋では、形状に沿ってガスの炎が外側に広がり、思った以上に炎が外に 出ているので注意する。
②ガスコンロの奥に調味料などの物を置かない。
③コンロ越しの作業は、ガスコンロの火を止めてから行う。
④調理の際は、防炎加工されているエプロンや割烹着等を着用する
⑤ガスコンロの使用中や仏壇のろうそくを灯している時は、周囲の掃除をしない
もしも、着衣に火がついてしまったら
もしも、着衣に火がついた場合は、手ではたいても消すことはできません。
慌てないですぐに水をかけてください。
万が一、火傷を負ってしまった場合は、流水で冷やし、救急車を呼ぶ必要がある場合は、待っている間も流水で冷やし続けましょう。
また、身近に水がない場合は、走り回らないでその場に転がって、燃えているところを地面におしつけて消火してください。
倒れることで顔の前に火が上るのを防ぐ効果もあります。