春の火災予防運動に向けた一日消防署長

 大崎地域広域行政事務組合消防本部は,昨年の国民体育大会と全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)を優勝した「古川学園高等学校女子バレーボール部」の生徒で,春高バレーMVPに選ばれたドミニカ共和国からの留学生であるタピア・アロンドラさん(3年生),左のエースで全国制覇に導いた大崎市田尻出身の南舘絢華さん(3年生)を一日消防署長に委嘱して,優勝した知名度をいかした発信力として地域の火災予防を向上させる広報活動を行いました。
 当組合管理者大崎市長から委嘱状を交付され,通常点検(職員の規律等を確認),令和5年度5月に供用開始予定の新大崎市役所庁舎の予防査察として,消防用設備や避難路の確認を消防職員の目線で検査を行いました。さらに,消防庁舎の敷地内では,見学の子供たちに見守られながら,消防訓練に参加し,消防隊員から申告を受け指示などの号令に奮闘しました。
 南舘絢華さんは「みんなが毎日笑顔で暮らせるよう,火事も起こさない街づくりになるようにと思いながらこの仕事をしたい」という気持ちで,一日消防署長を実施していただきました。
 このイベントを通じて,地域の協力と連携により,空気が乾燥する時期を迎えたことによる火の元の確認など,火災予防に対する注意喚起が期待され,火災のない安心で安全な暮らしを提供する取り組みとなりました。
 当組合消防本部では,地域に密着した防火思想をたゆまなく広報活動に取り入れ,きめ細やかな防災や減災につなげるよう,「大崎圏域の安心と安全を守る」施策をかかげ,日夜業務を推進しております。

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